プロ野球選手の契約期間は2月から11月で、12月と1月がいわゆるオフとなります。11月のキャンプや秋季練習終了後も含めたオフシーズンでのプロ野球選手の過ごし方をまとめます。
契約更改
シーズンが終わると基本的には若手選手から順に契約更改をして翌シーズンの契約を結びます。この際、複数年契約でない限りは年俸の増減が発生します。活躍した選手は昇給を勝ち取り、活躍できなかった選手は現状維持や年俸ダウンとなります。
近年は超一流の活躍を見せた選手を特に年俸の上り幅が大きく、全体の平均としても高くなっているようです。
金額をそのまま言う選手はあまりいませんが、契約更改後に会見を行うのがお決まりです。
FAやトレードでの移籍
オフシーズンはFAやトレードでの選手の移籍も話題になります。ファンからすれば楽しみの一つではありますが、選手からすれば環境が変わるため様々な準備が必要になります。新居探しや引っ越しの準備、子どもがいれば転向などを伴う場合もあるでしょう。
帰省、身体を休める
選手によっては毎日身体を動かしていないと不安になる人もいますが、特に12月は比較的身体を休めやすいタイミングです。実家に帰省したり、家族がいれば家族とゆっくり過ごしたり旅行に行ったりする選手も多いです。
2月のキャンプインに向けては1月から本格的に自主トレをするとして、12月はプロ野球選手の中で一番ゆっくりできるタイミングです。
自主トレ
来シーズンに向けた大切な準備が自主トレです。シーズンでどれだけ活躍したか、どれだけ身体に負荷がかかったか、そして年齢にもよりますがオフシーズンだからこそできる準備をします。具体的にはウェイトトレーニングなどの筋力強化や体力強化、基礎的な技術練習の反復などです。
選手によっては、バッティングやピッチングをリセットするために一定期間全くバットやボールを手にしないケースもあるようです。
また、最近は球団の垣根を越えてグループで練習する選手も増えています。SNSが普及してカジュアルに連絡を取れるようになったことも影響しているでしょう。
TV出演や野球教室など
メディアに出たり、野球教室で未来の野球選手と触れ合うこともプロ野球選手の立派な役目です。ファンあってのプロ野球というやつですね。
冒頭、12月や1月は契約期間外と述べましたが、言い換えると球団の管理下ではなく、チームのユニフォーム等は球団の許可がないと着用できません。意外な豆知識です。
セカンドキャリアに向けた準備も?
プロ野球は競争が激しく、ユニフォームを脱がざるを得ない選手も出てきます。誰にだって引退する日が来るので、セカンドキャリアについて考えてみたり、具体的に何かを勉強して準備を進める選手がいても不思議ではありません。
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