プロ野球は体育会系の最たるものと言って過言ではありません。よって、時代による変化はあれど一定の上下関係はまだまだあるでしょう。そんなプロ野球界の上下関係ですが、一般社会と異なる部分はあるのでしょうか。
結論:プロ野球界の上下関係は「年齢」が全て
結論として、今浪氏の発言からプロ野球界では「年齢」が唯一無二の基準となっていることが分かります。
プロ野球には高卒で入る選手もいれば、大卒や社会人、さらには独立リーグから入る人もいます。よって、そのチームにいる年数が浅くても年上の先輩もいれば、逆に在籍期間は長い年下の後輩もいることになります。
しかし、あくまで年齢をベースに敬語を使う使わないといった使い分けがされるようです。
一般企業であれば、あくまで役職が上下関係の基準になっていることが多いでしょう(敬語の有無は組織によると思いますが)。この辺りが一般企業とプロ野球界の大きな違いといえます。
年上が必ず奢る
プロ野球界ではよく選手同士で試合後など飲食店に行くことも多いです(コロナでこの傾向はやや薄れているとは思いますが)。プロ野球選手はよく食べるでしょうし、高級なお店に行くことも多いはずなので食事代はかなり高額になると思いますが、ここは体育会系。
必ずといってよいほど、年上の先輩が後輩の分を全て奢る文化があります。実力の世界のプロ野球では、年齢関係なく活躍するほど年俸が上がります。近年でいえば、ヤクルトの村上選手が若手にして非常に高額の契約を結んでいますが、年俸は関係なく年上の先輩が食事代を出すようです。
移動やベンチ、ロッカールームの座席にも上下関係
上下関係はプロ野球選手として生活を送るなかであらゆるところに影響します。試合中のベンチでは、若手選手が監督など首脳陣の真ん前に座ることが多く、ベテラン選手は奥側に位置することが多いです。
また、ロッカールームの座席も先輩の選手が座る場所は大体決まっており、若手選手は空いている場所を使います。チームでバスで移動する際は先輩は後ろの席、若手は前方の席に座ることが多いとされています。
挨拶が非常に大切
一般社会でもそうですが、プロ野球界では特に「挨拶」が大切です。
球場に行ったことのある方は、試合前や試合中でも選手が目上の方に挨拶している光景を目にした方も多いのではないでしょうか。特に、同じ高校や大学での先輩後輩のつながりがある場合、後輩が挨拶に出向くケースが多いようです。
学校での在籍期間が被っていなかったとしても、プロの世界に入る際に先輩のことを把握しておき、試合目等で挨拶に出向くのが一般的だそうです。
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