プロ野球は実力主義の側面が非常に強く、成績を残せなければ2軍に降格することになります。逆に、2軍で成績を残した選手が1軍に昇格します。2軍の降格はどのように告げられるのでしょうか。
2軍降格になりうる状況
シンプルに自身が結果を残せず、投手であれば打たれ続けたり打者であれば打てなかったりエラーしたりすれば、2軍降格となる可能性が高まります。
ただし、前提として2軍から昇格させたい候補がある程度存在することが条件になります。つまり、2軍で成績を残している有望選手がいたり、ケガから復帰する主力選手が必要です。こうした兼ね合いの中で入れ替えが発生します。
選手のタイプや年齢によっても違う
その選手がレギュラーとして期待されているのか、控え選手として特定の役割を求められる選手なのかでも1軍に残る状況は変わります。レギュラーとして期待されている若手選手の場合、足が速くて守備が上手くても、打撃成績を残せていなかったら2軍で打席に立たせる判断もあるでしょう。
一方、終盤の守備固めなどを期待される中堅やベテランの選手だった場合、ヒットを打てていなくても1軍に残れる可能性が高いです。
2軍降格の告げ方
監督やコーチといった首脳陣は試合後にスタッフ会議を行うことが多く、その試合の反省や次戦に向けた作戦等を話し合うようです。その流れで、現在の状況を踏まえて2軍との入れ替えを行うかについても話します。
2軍からの報告も踏まえながら、どういった選手の入れ替えを行うか決定します。
監督やコーチから2軍降格を告げられる
入れ替え決定後、マネージャーが選手のロッカールームに行き降格となる選手を監督室等に呼び、そこで降格を告げられることが多いようです。実力の世界なので仕方ないと割り切るしかないのですが、伝える側も申し訳ない気持ちもあるようです。
次の昇格に向けて必要な準備や課題などをこのタイミングで選手と話すことも多いようです。
年俸の面でも1軍に残り続けるかが重要
プロ野球では1軍で活躍してナンボであり、評価や年俸にも大きく影響します。また、若手選手ほど1軍に登録される日数が多いほど追加で年俸を受け取れます。その意味で、いかに1軍に残れるかを考え、行動することが大切かが分かりますね。
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