プロ野球には結果を求める1軍と、育成を主な目的とした2軍に分かれます。2軍についてはあまりメディアでも報じられないため、あまり詳しくないという方も多いでしょう。今回は待遇など1軍と2軍に違いをまとめます。
下記の動画でも、分かりやすく解説されています。
遠征の移動やホテル
プロ野球選手は1軍2軍問わずシーズン中は各地に遠征に行くので移動する時間も長いです。必要経費なのであくまで球団が移動にかかる費用は負担してくれますが、その中でもたとえば新幹線では1軍はグリーン車、2軍は普通席のように待遇に差があります。
また、宿泊するホテルに関しても1軍の方が高く、食事や部屋に違いがあります。また、1軍の場合はフロアを貸切るようです。
勝利給の有無
1軍は優勝や日本一を目指して戦うので、そのためのインセンティブが各種あります。そのうちの一つが勝利給です。
文字通り、チームが勝利した場合に選手に年俸とは別に支給されます。球団によって金額や条件が異なり、勝利すれば必ず支給されるチームもあれば、シーズン通して勝ち越している状態で勝利した場合に賞金が発生するといった違いがあるようです。
勝利した場合に選手やスタッフ全員に均等に支給される部分と、その試合での貢献度に応じて分配される部分に分かれます。なので、1軍にさえいれば勝利給は支給され、プラスアルファで活躍度合いに応じて金額が増えます。
2軍で活躍しても年俸は上がらない
当たり前といえば当たり前ですが、2軍でいくら活躍しても評価されず、年俸は上がりません。あくまで1軍での活躍に応じて年俸は決まります。
2軍でタイトルを獲るほど活躍しても、年俸が下がっている例もあります。
意図的に待遇に差をつける
2軍はあくまで育成がメインであり、限られた予算のなかで球団運営をするうえで1軍の待遇を厚くするのは自然といえます。また、プロ野球という競争の厳しい世界で勝ち残るための「ハングリー精神」を養う意味でも、1軍と2軍で差をつけて「2軍に落ちたくない」「1軍で活躍したい」といった意識をもたらすことにつながります。
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