プロ野球全体の年俸がメジャーリーグ同様に高騰傾向にあります。特に、超一流の選手の年俸について、6億円に達することも増えてきました。選手としては活躍すればするほど、その見返りとして高額な年俸を手にできます。
一方、選手としての現役生活引退して監督やコーチになると年俸はどれくらいになるのでしょうか。
監督の一般的な年俸
大体であり球団によっても差はありますが、プロ野球の監督は1億円が相場と言われています。よって、一流の選手ほどの金額ではありませんが、プロ野球のなかでも一握りの大台に達しています。人によっては選手時代よりも下がりますが、選手として目立つ実績がなくても監督として活躍する人もいるので、監督になって年俸が上がる人もいるでしょう。
コーチの一般的な年俸
基本的にはコーチは監督より年俸が低く、数千万から五千万程度が水準になっていると言われています。コーチとなると担当分野や役割でかなり細分化されているので一概には言えませんが、上記レンジに収まる人が多いのではないでしょうか。
近年、監督・コーチの年俸水準が下がっている?
この動画内でも言及されているように、監督やコーチの年俸が減少傾向にあるようです。
コロナで観客動員が厳しく球団として収入が落ちているのも一つの要因と思われますが、別の構造的な要因もありそうです。「セカンドキャリア」が問題視されて久しいですが、選手が引退後どういった仕事に就くかという問題です。
選手の立場としては、これまでひたすら野球をしてきたのでその延長線上の仕事に就きたいのが普通でしょう。よって、コーチになりたいと考えるのは自然です。一方で、当然ながら指導者の枠は選手以上に狭き門であり、必要な需要に対して過剰な供給がある、という構造になっています。
コロナも相まって、球団としても監督・コーチの年俸を抑えざるを得ないのではないでしょうか。
MLBとは異なる監督・コーチに求められるもの
日本では監督・コーチが「指導者」としての側面が強いため選手としての実績がないと監督・コーチの役職に就きづらいのが実情です。選手としても口には出さないまでも、選手時代に活躍していなかった人に指導されたくないと無意識に思う可能性もあるでしょう。
一方、MLBでは選手として能力と監督・コーチとしての能力は別物であるという考えが根強く、むしろ選手として目立つ成績を残してなかったり、メジャーリーグでまともにプレーしていない人が監督になるケースも多いようです。
ただ、年俸としては日本の監督と大きく水準は変わらなさそうです(選手と監督の年俸の差分という意味で)。
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