【プロ野球】新人合同自主トレでどんな練習をする?

練習・トレーニング

晴れてドラフト指名された選手は、翌年の年始からプロ野球選手として活動していくことになります。そのスタートが「新人合同自主トレ」です。

新人合同自主トレはプロ野球選手への準備期間

契約上は2月からその球団との契約が始まります。2月といえばキャンプインのタイミングです。

ドラフトで指名された選手は高校・大学・社会人が多く、独立リーグ出身の選手はまだまだ少ないです。その意味で、まだ1年を通して野球をしてきた経験がない選手が多く、体力面でこれからプロ野球選手として野球をしていくための準備が必要です。

新人合同自主トレは、新人選手それぞれの体力や筋力などを球団のトレーナーを始めとしたスタッフが把握し、キャンプの練習やシーズンを通じた試合や練習についていけるよう、基礎的な部分を強化するのがメインになっているようです。

また、新人合同自主トレの直前に新人選手は球団の寮に入ります。入団から一定期間は寮で過ごすことになるので、環境に慣れるための期間でもあります。

技術練習は二の次。合同自主トレでのケガも極力避けたい

新人合同自主トレは技術を磨くというより、年間通して野球をできる体力や筋力をつけるのがメインであるため、本格的な技術練習は行わないようです。技術的な部分の調整はあくまで選手個人に委ねられています。

シーズンが始まって試合に出るためのアピールはキャンプからで十分間に合うでしょう。新人合同自主トレでケガをする選手もたまにいますが、追い込みすぎてケガをしてしまうのは非常にもったいないです。

監督やコーチによる指導もないのが合同自主トレ

監督が新人選手に訓示をしたといったニュースはよくありますが、新人合同自主トレ期間は選手の動きを見ることはあっても、直接指導することはありません。そもそも、優れた素質があってドラフト指名されているのであり、キャンプに入ってからもしばらくは新人選手自身が思うようにプレーして、壁にぶつかったらアドバイスする、といった考え方が主流になってきているようです。

球団施設で練習している先輩と触れ合う機会も

新人合同自主トレは球団の施設で行うため、同じ施設で練習している先輩と顔を合わすこともあります。先輩に名前を覚えてもらう良い機会になりますね。

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