【プロ野球】裏方の仕事はどんなものがある?

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オフシーズン恒例の番組といえば「戦力外通告」のリアルドキュメンタリー番組です。そこで期せずして話題になっていたのが「バッティングピッチャー」という裏方の仕事です。

選手を支える裏方の仕事

プロ野球という華やかな世界にも、裏側で支える多くのスタッフの存在があります。そして、そのうちの一定割合はも元々はプロ野球選手としてプレーしていた元選手であることは知っている方も多いでしょう。

具体的にどんな仕事があるか、いくつかご紹介します。

バッティングピッチャー

プロ野球の試合を観に行った経験のある方は、試合前の練習で選手がバッティング練習を行っているのを目にしたでしょう。試合とは違い、打ちやすい球をどんどん投げているのがバッティングピッチャーです。

元々投手としてプレーしていた選手が引退後に転身することが多いです。ただ、「打者を抑えるために投げる」のと「打たせるために投げる」は似ているようで全然違うため、思っている以上に難しい仕事といえます。

また、満足に投げられなくなってしまえば必要とされなくなってしまう、大変な仕事といえるでしょう。

スコアラー

他球団の試合や映像からデータを収集し、傾向としてまとめて自チームの戦術に活かすための情報をチームに提供します。プロ野球という最高峰レベルの中で実力はもちろん、相手の弱点を突いた戦い方もキーポイントです。

地味ながら非常に重要な役割を担っています。スコアラーと連携しつつ「アナリスト」という形で分析に力を入れているチームも増えているようです。

スカウト

チームの短期的あるいは中長期的な編成方針に沿って、自チームに足りないポイントを強化するために全国各地のアマチュア選手をチェックし、ドラフト会議で最適な選手を獲得できるよう準備するのがスカウトです。

1巡目は現状抽選となっており、どれだけ足を運んでも獲得できない可能性があるのが可哀想な側面もありますが、調査して獲得できた選手が活躍すればスカウト冥利つきる、という仕事ですね。

通訳

優勝するためには外国人助っ人選手の活躍も欠かせません。外国人選手とチーム、あるいはファンを結びつけるのが通訳であり、選手が快適にプレーしてパフォーマンスを発揮できるようにするのも通訳の仕事です。

ある意味、一般人でも努力すれば現実的に目指せるのが通訳だったりします。

広報

チームや選手とメディア、そしてファンをつなぐ役割を担うのが広報です。チームや選手の魅力をより多くのファンに知ってもらうためにメディアとの調整やSNSでの発信を行います。

元選手であればハードルは下がる部分もありますが、選手の素顔を引き出すためにも選手とのコミュニケーションと信頼構築が鍵になる仕事です。

裏方の仕事も安定しているとは限らない

里崎氏の動画でも言及されているように、裏方さんの仕事も一般的に見れば激務である一方で、何年も保証されている仕事とは限りません。よって、引退する選手にとって短期的に見れば魅力的に見える球団スタッフへの転身も、長期的に見ればデメリットになる可能性もあります。

プロ野球選手のセカンドキャリアについては別の記事でも触れられればと思います。

苦労も多いが、選手から感謝される仕事

大変な仕事ではありますが、度々選手も感謝を口にしているように、チームになくてはならない存在であることも確かです。優勝旅行ではスタッフも招待されたり、オフシーズンのゴルフコンペもスタッフが無料招待されていたりと、それだけ感謝されていることの裏返しといえます。

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